在庫管理システムや会計管理システム、人事管理システムなどを個別に導入するのではなく、それらを一元管理できるERPシステムを導入する企業が増えてきました。エンジニアにとってERPシステムの開発は、高収入になりうる仕事になるため、将来的にフリーランスとして働くことを考えている場合を含め、候補に入れておきたい仕事になります。
ERPシステムを開発する場合、どの言語を選択するかが課題になりますが、ERPシステムの構築でよく用いられているのがJavaです。
Javaの利点はプログラムが組みやすく、しかも会計管理や在庫管理のような演算を得意とするからです。Javaを利用してシステム開発をする場合、どのような点に注意すると良いのでしょうか。
システムを構築する場合、大切なのが実際にシステムを利用するクライアントが操作しやすいシステムを制作することです。自分が使いやすいと思っても、クライアントがそう感じなければ、今後発注される可能性がなくなってしまうかもしれません。アクセシビリティに加えて、処理速度も考慮しておきたいものです。
また、たとえば在庫購買管理システムの場合、クライアントによっては膨大な数の中から欲しい情報を抜き出したり、整理したりすることが必要になります。このような場合、処理速度が遅いと相手の要望に応えられなくなってしまいます。こうした点を踏まえて、システム設計を考えると良いでしょう。
他にも操作性を向上させることが大切です。そのためにはユーザーに使ってもらって、問題点を洗い出し、より操作しやすいシステムを構築することが求められます。